茨城県立高萩高等学校 フレックススクール開設!(since 2018)
伸ばそう,みんなの良いところ! 愛そう,わたしの良いところ!
授業改善推進プロジェクトに関する取り組みについてお知らせ
本校では、よりよい授業づくりを目指して、職員が自己研修できる環境の整備や相互授業参観、教科横断的な授業づくり、ICTを用いた視覚的にわかりやすい授業づくり等に取り組んでいます。
「農業」と「家庭」が連携した教科横断的な学び
本校では、生徒の学びをより深く豊かなものにするため、本校の特色である農業の授業を活かした、教科横断的な取り組みを実施しています。
今回のテーマは「農業と家庭」の連携です。生徒たちは、農業の時間(魅力!いばらきの農業)に農作物を自らの手で丹精込めて育て、収穫後はその作物で調理実習を行っています、自分たちが育てた食材を自ら調理して食べるという一連の流れは、生徒の体験活動を重視する本校ならではの教育実践です。下の写真は収穫した大根でなますを作った時のものです。
実習の場では、生徒同士のコミュニケーションが自然と活発になり、収穫の喜びや調理の工夫を共有する姿が印象的でした。こうした活動を通じ、知識としての理解だけでなく、食への感謝や協働の重要性を学ぶ貴重な機会となりました。今後も、教科の枠を超えたより良い授業づくりに励み、生徒の主体的な学びを支えてまいります。
ALTとの交流を通じた地理と英語表現の学び
地理総合の授業にてアメリカのテネシー州出身のALTをゲストに迎え、地理的な探究と異文化理解を深める取組を実施しました。
授業の前半では、ALTよりアメリカの広大な土地の特徴や、地域ごとの多様な文化、歴史的背景についてプレゼンテーションをしていただきました。出身地であるテネシー州の実情を交えた生きた解説に、生徒たちは教科書だけでは得られない刺激を受け、熱心に聞き入っていました。
後半では、地理に関する英語の質問表現を学習。「Is there a river in Tennessee?(テネシー州に川はありますか?)」といった具体的なフレーズを確認しました。言語の壁を超えて他国の環境を理解しようとする主体的・協働的な学びの姿が見られました。今後も多角的な視点を育む授業改善に努めてまいります。
生成AIとICTを活用した個別最適な学び
理科探究の授業においてICT機器や最新の生成AIを積極的に導入しています。
授業の核となるのは、生成AI(NotebookLM)を用いた授業の要点まとめです。その日の授業資料を生成AIにまとめさせることで授業の補助資料として利用しています。NotebookLMの機能を用いて、重要語句をマインドマップで視覚化することで、体系的な理解を深めています。また、生徒の理解度に合わせた習熟度別学習を展開。こちらもNotebookLMの機能を用いて、重要語句の一問一答問題を作成し、基礎知識の定着を図る生徒から、発展的な演習問題に挑む生徒まで、各自の状況に応じた最適な学びの提供を目指しました。
さらに、作成したNotebookLMは、生徒がタブレット端末等でいつでもアクセスできるため、自宅でも復習が可能になり、生徒は周囲を気にせず自分のペースで学習を進めることが可能になりました。また、授業を欠席した生徒も授業の内容にアクセスできるため、学習機会の保障にもつながっています。今後もテクノロジーを柔軟に取り入れ、生徒一人ひとりの探究心に応えるより良い授業づくりを推進してまいります。
重要単語のマインドマップ(NotebookLMで生成) 基礎知識を問う一問一答問題例(NotebookLMで生成)
教科横断で取り組む地域交流:大根の収穫体験
本校では「授業改善推進プロジェクト」の一環として、国語・美術・農業の3教科が連携し、地域の幼稚園児を対象とした「大根収穫体験」を実施しました。単なるイベントに留まらず、各教科の学びを統合した実践的な教育活動を展開しています。
まず、国語の授業で園児にも伝わる平易で温かい言葉遣いを検討し、招待状の文面を作成しました。続く美術の授業では、園児が思わず手に取りたくなるような、視覚的に楽しい招待状のデザインを考案。生徒たちは、自分たちの想いを形にする「表現の工夫」を学びました。
そして農業の授業当日、生徒たちは丹精込めて育てた大根を、園児と共に収穫しました。優しく教えながら共に活動していく中で、生産の喜びを分かち合う貴重な体験となりました。こうした教科横断的な取り組みは、知識の習得だけでなく、地域社会との繋がりや思いやりの心を育む機会となっています。今後も、生徒の主体性を引き出すより良い授業づくりに邁進してまいります。