■〔3学年〕市議会傍聴 (9/7実施)

9月7日(月曜日)、県立高萩高等学校では、高萩市議会の一般質問を傍聴しました。
国民投票年齢や選挙権年齢の引き下げが話題になっている中、高校生は未来の有権者であり社会を築いていく主人公となります。生徒たちは、議論するという経験をあまり積んでいないのが現状ですが、保護者が選んだ議員の方々が活発に議論する場面を目にすることが、生徒間で自分たちの課題を話し合って解決していくという習慣の素地になればと考え、昨年度に引き続き地歴公民科の授業の一環として計画したものです。
事前には、高萩市議会よりいただいた『私たちの市議会』という冊子で、市議会についての基本的な知識を学びました。
当日、生徒は初めての経験に緊張しつつも、議員からの質問と市長をはじめ関係の市職員からの答弁のやりとりに真剣に聞き入っていました。
以下は、生徒の感想です。
いろいろ議題がありましたが、東海第ニ原発問題についてはとても気になる問題でした。私自身、再稼動か廃炉かという決定は難しい問題です。事故の危険性の視点から見ると廃炉が良いと思うし、原発で働く人の視点から見ると再稼動のほうが良いと思うので判断できません。ただ今回、傍聴したことにより、私たち学生ではなかなか考えることのない問題を身近にとらえることができたのでとても良かったです。
授業でも市議会やそれに関わることについて勉強しましたが、今回実際に市議会を傍聴し、授業のときにイメージしたものとの違いに気づき学ぶことができてとても良かったです。また、市議会議員の方々が、市のことを思い、市民のことを本当に大切に思っていると感じることができて、何か幸せな気分になりました。